2010年04月14日

英語の生徒ではなく、英語の実践者見習いになろう!

書店の語学コーナーに行くと、あらゆる種類の本が並んでいます
また、お馴染みのNHKの講座のテキストも、番組のタイトルとかがずいぶん新しくなって
つい、手に取ってしまうようなものがたくさんあります。
きいてみようかな... (でも、続かないんですよね、不思議と... 私も中学生のころ聴いてましたが...)

先日、書店でぶらぶらと語学関連の本やテキストを見ながらふっと思ったことがあります。
それは、基本的にほとんどの人の英語との関わりって、とっても学校的なんだなって...

つまり、英語を習得しようという人は、みなさん、自分を「生徒」として意識しているということ
別に学校に行っているわけでもないのに、生徒意識で学んでいるんです

さて、横浜で日本で最初の英語塾を開き、西洋の診療所を開け、最初の和英辞典と聖書の翻訳をやった、ヘボン博士(そう、ヘボン式ローマ字のヘボンさんです!)は、日記にこう書いています。

「この言語(日本語...筆者注)はたしかに君にも興味があることでしょうが、わたしは、まだそれについて多くは語れません。日々、これつとめて学んでいます。日本語は中国語よりはるかにむずかしいと思います。発音するのに苦労する一つの音がある。dとrとの中間の発音です...」

日本に来て、まだそれほど経っていない時期に、ヘボン博士はかなり苦労して日本語を学んで行きますが、興味深いのは次の文章です。

「私は正規に日本語を研究しております。最初のシラブルの最初の語を説明し、順序正しくおくっていって四十七シラブルのうち十三シラブルまできました。こうして辞書の編さんをしております。もしわたしが望んでいる通り生きている間に辞書を完成することが出来るならば、それは偉大な業績となるでしょう。」

まだ日本語がそれほどわかっていないうちから、すでに辞書の編さんをしようとしているのです。日本語の生徒として受け身で学んでいるだけでなく、日本語を実践に活かす者として、辞書の編さんをしようとしている。

ヘボン博士が日本語ができるようになり、後には聖書の翻訳までするようになったのは、彼が、単に自分を日本語の生徒ではなく、日本語という外国語と英語の間の橋渡しをしようという「実践者」という意識でいたからではないでしょうか。

英語を学んでいる人は、どうしても生徒としての意識が抜けていないように感じます。
これだけ学校制度がしっかり浸透している世の中ですから無理もないかも知れません。
会社だって、従業員を管理したり、教育したりと、まるで学校の延長みたいな状況ですから...

あなたが生徒意識で、英語に対して受け身でいる限り、英語は身につかない。

あなたは、どんな種類の英語の実践者になれるでしょうか?
別にビジネスでばりばり交渉ができるように、などという大きなことでなくてもいいかもしれません。

こんなに日本中の英知を集めても、日本人の英語はさっぱり上達しません。
その状況を変えるのに、あなたは何ができるでしょうか?
ぜひ、一緒に何か仕掛けてみませんか? 英語の生徒ではなく、「実践者」として...


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Posted by 英会話ナチュラ・リングア横浜 at 14:50英語学習

2010年02月19日

英語のプレッシャーが日に日に、あなたの職場もそうですか?

先日、デザイン関係の仕事をしている友人と話をしていて、こんな話を聞きました。その友人の知り合いが、海外との商談は以前は通訳を付けていたのに、経費削減のため通訳を頼む予算がなく、自分たちでなんとかしなきゃいけなくなっている。でも、英語は満足に話せないし、それがすごくプレッシャーでたいへんだということだそうです。

旅行や、日常生活の用事ならそれなりになんとかなるっても、いざ仕事となるとやはり失敗は許されないというプレッシャーは大きいですよね。でも、予算が足りなくて、通訳や翻訳は頼めない。そんな状況で悲鳴を上げている方、けっこういらっしゃるのではないでしょうか。

控えめなはずの日本人ですが(最近はそうでもないみたいですが...)、英語を話すとなると、なぜか自己主張のとっても強い人に変身してしまいます。よく観察してみると、言葉は出てこなくても、とりあえず伝えようという気持ちがすごく強く出ている人がとても多いです。

また、これはいつもひやひやするのですが、けっこう英語を話せる人で、話せるという自信からなのか、必要以上に強い態度で話す人がびっくりするほどいます。ひやひやするというのは、そういう話し方だと、相手には、かなり高飛車で傲慢に聞こえるような言い方をしているからです。

アメリカ人は特に、仕事の場でもジョークを言ったり、あまり堅苦しくない、どちらかというとくだけた表現を使ったりすることが多いです。何かの発表とか、講演とか、ちょっと公式の場所とかでないと、あらたまった表現は使わない傾向にあります。逆に、アメリカ人があらたまった堅苦しい言い方をしている時は、覚悟したほうがいいかもしれません。

実は、これをけっこう英語を話せる人がやってしまいます。日本は仕事場ではフォーマルが基本ですから、それをそのまま英語に置き換えてしまうのかもしれません。言葉が必要以上に硬い表現で、しかもにこりともせずに、淡々と話をします。聞いている方は、かなり圧迫感を覚えてしまいます。

コミュニケーションの基本は、英語でも日本語でも、相手への思いやりと、興味関心を示すこと、笑顔、感謝、これらが必要です。伝えようとする前に、まずは耳を傾ける。そして、相手がいったことをまずは、受け止め、賞賛してあげて、感謝をする。そして必要なら、自分が思うこと、考えることを添える。これをキャッチーボールのように繰り返していくことで、相手とよい関係を築くことができるようになります。

英語で自分の意見を話すことを学ぶ前に、ぜひ相手のことをもっと知ったり、相手のことを引き出したりすることを英語でも心がけてみてください。具体的には、相手への質問と、賞賛の言葉を、英語でぜひたくさんストックしておきましょう。そして、感謝の言葉も。

自分の事ばかり言っていると、相手からの質問がどんどん来ますから、それに着いていくだけで精一杯になったり、途中で答えられなくて、真っ白になってしまいます。

巷に出ているディベートや、自己表現の本や英語のレッスンは、こうした人間関係ができあがった上で、初めて活きてきます。それをしないで、主張ばかりしている人は、たとえその人の英語がどんなに完璧でネイティブなみでも、どんなに英語の達人として日本であがめ立てられていても、たぶん欧米にいくと、陰で嫌なやつ、生意気なやつと言われていると思います。だから、どうか下手でも、笑顔で相手に興味を持って、もっと知りたい、教えてほしいという思いで質問し、相手を褒めてみてください。とってもよい人間関係ができて、英語のプレッシャーなんてどこかへ飛んでいきます!

いくつか、英語のほめことばを学べるサイトを挙げてみました。これ、自分にも言ってあげると、気分よくなりますね。


授業で使える英語のほめことば 95集 by 猪野 真理

英語褒め言葉集

e ample praise.(ほめちぎれ!)-励ます、認める、受け止める超短い英語集(3)
- by 川神正輝

  


Posted by 英会話ナチュラ・リングア横浜 at 01:03英語学習

2010年02月12日

小学校英語について思うこと

ちょっときっかけがあって小学校英語について書きます。

実は、実の弟が北海道教育研究所に勤務していまして、小学校の現場にいたときに小学校英語の実践をやっていたこともあり、ずっと興味をもっていました。こうして、英会話の事業を行うようになって、今は成人の方の英語習得のサポートをしていますが、現場で頑張っていらっしゃる先生方や、特に小学生のお子さんを持つ親の方々になにか役に立つことができないかと考えています。

さて、小学校英語については、英語教育産業のちょっと先走り的な情報発信もあり、なにか急に小学校で英語の授業が始まるかのようなイメージがありますが、新しくなる指導要領には、教科ではなく、別項目で「外国語活動」として位置づけられています。つまり、国語などのように教科ではなく、それぞれの学校の状況応じて、柔軟な取り組みがスタートできる活動のひとつになっています。

実際には、総合学習の枠組みや空き時間の活用、授業時間を補充しながらという試行錯誤が行われているようです。

横浜市では、23年からの全国での外国語活動導入を先取りし、全学年で外国語活動を行っています。担任の先生とALT、そして英語に堪能な保護者や地域の方がサポーターとなって、英語の単語に親しんだり、ゲームをしながら、英語の発音や簡単な表現に慣れたりという活動が、各学校で行われているようです。

子供たちが英語にふれるチャンスができるのはとってもいいことだとおもいます。ただ、実際に中心になっていらしゃる学校の先生方は、ただでさえ忙しいのに加えて、ALTやサポーターの方との打合せ、調整で多忙になりすぎないかちょっと心配です。

また、小学生のお子さんがいる親の方々に十分な情報が行き渡っていないように思います。自治体も説明会を開いたりなど、努力を続けていますが、情報が行き渡り、理解が深まるまで、少し時間がかかるかもしれません。

小学校英語に関して、気になる点を挙げると

(1)これは英語教育界全体の問題点かもしれませんが、外国語活動の中心となってる考え方が、あまりにも言語学的な視点に偏っているということです。言葉は言語学だけでなく、文化的なことはもちろん、精神的な面、身体的な面、社会的な面など、様々な要素が複雑に絡まった活動です。より広い意味でのコミュニケーション活動を目的にするのであれば、言語学的な視点だけでは、中学英語の予備学習になってしまわないかと心配しています。

(2)外国の文化に触れる機会は、地域によって差があるかと思いますが、横浜の場合は一歩街に足を踏み出せば、多くの外国人のコミュニティがあります。言葉と同時に、実際に地域にいる外国人の人々との触れ合いの機会も(もちろん実際すでに行われていると思いますが)積極的に作っていくことができれば、小学校の外国語活動が実りあるものになるかと思います。英語だけじゃなく、時々別の言語にふれる機会もあれば、横浜の地域特性を活かしたものになるのではと思います。

なによりも、実際に現場で指導を行っている先生方に無理がかからないような仕組みをつくっていかないと、せっかくの活動も年月を重ねるごとに形骸化していきかねないと思います。また、小学校の教育活動全体とのバランスが、なによりも大切ではないかという、当たり前のことを最後に付け加えておきます。  
タグ :小学校英語


Posted by 英会話ナチュラ・リングア横浜 at 01:44英語学習

2010年02月07日

英語学習本、迷った時はここをチェック!

英語学習本マニアの英会話ナチュラ・リングア横浜です!
あ、片っ端から買うという意味ではありません。常に新しいものがでると、必ずチェックはします。もちろん仕事柄必要だということもありますが、英語学習を仕掛ける側として、けっこう勉強になることが多いので、どんなコンセプトやメソッドが元になって書かれているのか、どんな新しいアイディアが盛り込まれているのかなどをみます。

実は、これは昨日投稿するつもりで書いていたのですが、トヨタのリコール関連の 英語のTweetの激しさに対して、日本のメディアの暢気さがあまりにも際だったので、そっちを一気に書いてアップしてしまいました。

というわけで、今日は英語関連です。

さて、昨日は、ちょっと時間があったので、大きい本屋さんに行き、語学のコーナーの本を片っ端からチェックしてみました。月1回くらい、こうして語学本をみていますが、毎月どんどん新しい本が加わって、書店に来るお客さんは、かなり迷ってしまいますね。

もちろん、売れ筋の本は、平積みになっていたり、面陳列(本の表紙を見せて陳列)されているので、これを中心に見ていくと、今の流行みたいなものが分かります。でも、それ以外にもいい本ってけっこうありますよ!

今日、チェックした本で、これは役に立ちそうな本、面白いなと思った本、コンセプトや学習方法が共感できた本などをいくつか挙げてみます。

著者は英訳の翻訳者。Amazon の紹介では「目からウロコ」とありますが、著者が紹介している、自分が書いた英文を Google で検索かけてチェックをするというのは、私もですが、翻訳者ならけっこうやっています。すごく使える方法なので、ぜひ本で確かめてみてください。

(2)総合英語Forest 6th edition 石黒 昭博 (監修)
文法の解説書で、基本的には高校生向けの受験参考書ですが、社会人の英語再入門にも活用できます。高校時代の勉強を思い出しながら勉強できるので親しみ安いかもしれません。でも、どちらかというと中級者向けでしょうか。TOEIC学習用にの文法知識の整理をするのにはいいかと思います。

(3)All in One 高山英士(著)
使われている英語の例文は中級向けです。特に気に入ったのは、例文には英語のまとまりごとにスラッシュが入っていて、訳文も英語の順番でスラッシュごとに日本語が添えられていること。つまり英語の語順で理解するための仕掛けがあることです。

(4)英語で手帳をつけてみる 石原真弓(著)
実を言うと、大学生の時に24時間すべてを英語で生活してみる!という課題を自分に課して、1ヶ月くらい続けたことがあります。その時に最初にやったのが、手帳を英語でつけるということ。英語を使う機会がなかなかないという方、ぜひこの本を参考にしてチャレンジしてみることオススメします。「英語」を学ぶのではなく、「英語」で○○する、という勉強方法が一番力がつきます。同じ著者で、英語で日記を書いてみる−英語力が確実に UPするもありますが、こちらもオススメです。

(5)書く英語・基礎編 松本亨(著)
私が生まれる前の年(1962年)に出版されて、今でも書店にいけば必ず手に入るという超ロングベストセラー。いろいろ新し英語のライティングの本はありますが、なかなかこの本を超えるものは出てこない気がします。

【おまけ】

英語の学習法について書かれた本で、私に大きな影響を与えた本があります。でも、もう絶版で書店では手に入りません。ブックオフで見つけたら(100円で売られていたりする... Amazon では中古で1円!)ぜひ購入をお勧めします。私もこの間3冊目を買いました。

タイムを読む 講談社現代新書 松本道弘(著)
これ、復刻してくれないかな...

この本に出会って、本で松本氏が勧めるとおりに TIMEの速読を高校生から始めて英語の力を磨いてきました。けっこう読めるようになったなと思うまで7年かかりましたが...
でも、この本がなかったら、その後のアメリカ大学院留学も、通訳や翻訳の仕事も、大学教員の仕事も、英会話ナチュラ・リングア横浜も、すべてなかったかも... そう言っても過言ではない、恩人です。



  


Posted by 英会話ナチュラ・リングア横浜 at 23:28英語学習

2010年02月06日

英語は英語のままで受け止めよう

英語の疲れを癒す、英会話ナチュラ・リングア横浜の潟沼です。

あなたは、英語を聴いたり読んだりするとき、日本語に訳してから理解してますか? または訳さないまでも、日本語を思い浮かべてから理解していますか? もしそうなら、ぜひ次のことを試してみてください! TOEICの点数がなかなか上がらないという方にも効果抜群です!

何をするかというと、単純なことです。英語は英語のまま受けとめてみましょう。

それができれば苦労しないという声が聞こえてきそうですが、実際のところ、あなたが使える英語のレベルは、あなたが英語のままで受け止め、理解できるレベルと一緒なのです。辞書を引きながら、または日本語に置き換えながら理解できる英語はあなたのものにはなっていません。

では、どうやって英語のままで理解できる範囲を広げていくのか。方法は二つ。

(1)英語を出来るだけ早く読む訓練をする

いわゆる速読ですが、そういうと難しく感じる方もいるので、ちょっと別の言い方で説明すると、あなたが普段読んでいるスピードより少し早めに読んでみます。ちょっと汗をかくくらいに駆け足をする感じでしょうか。少なくとも、日本語に訳する暇がないくらいのスピードです。もちろん最初は中学1年くらいの英文じゃないと、スピードを上げるのが難しいという方が多いかもしれません。それをレベルアップしていくのが、2つめの方法です。

(2)自分が理解できる、英語のまとまりを意識して、そのまとまりごとに日本語を思い浮かべながら読む

具体的に説明すると

RT @totalfilm: If you Digg our Films That Should Have Won Oscars feature, then we'll be your friend forever 100% true xxx. http://bit.ly/aFyGTd

If / you /Digg /our Films / That Should Have / Won / Oscars feature, / then / we'll be your friend / forever / 100% true xxx.

もし/あなたが/Diggする/わたしたちの映画を/すべきだった/オスカー featureを、そして/わたしたちはあなたの友達/永遠に/100% 本当 xxx.


スラッシュで区切ったところはまとめて読み、補足で日本語を思い浮かべて行きます。単語などで意味がわからないものは、とりあえずそのままにして読み進め、なんとか雰囲気をつかむようにします。そしてあとからまとめて意味を調べます。

こんなふうにして、できるだけ数多くの英文を、スピードを少しずつ上げながら読んでいきます。

これを半年続けられたら、あなたの英語力は、格段に伸びているはずです。

あ、日本語を思い浮かべるのは、そのうちたぶん面倒になってきて自然とやらなくなるんで、無理して英語だけで理解しようとしなくていいですよ!楽しんで、ゲーム感覚でやるのが一番!

リラックス、リラックス ♪   


Posted by 英会話ナチュラ・リングア横浜 at 23:03英語学習

2010年02月02日

日本文学翻訳やりませんか(英語に翻訳)!

外国の作家の本を翻訳で読むというのは日本の場合にかなり当たり前のことだと思います。
ところが、外国にいて、逆に日本の作家のものを読もうとすると、これがなかなか手に入らないのです。

アメリカの大学院に留学していた時は、比較文学というものを研究していました。日本の文学との比較というのをよくやらされていました。論文を書いていて、ある作家の作品の一部を引用することがよくあります。原文(日本語の文学全集や作品は大きな大学だとかなりそろっています)と一緒に英語の翻訳も載せようとするとけっこう苦労するのです。

三島由紀夫や谷崎潤一郎、夏目漱石、また現代では村上春樹など、本当にメジャーな作家であれば翻訳が手に入りやすいのですが、そうでないとさんざん探して、結局手に入らなくて、自分で訳したりということがかなりありました。また、メジャーな作家でも、すべての作品が訳されているわけではないので、苦労することが少なからずありました。

逆に、小説の授業を取っていて英語以外の言語の小説が題材に取り上げられたりするときは、時間短縮のために(週に分厚い小説を4、5冊読むのが普通です)日本語訳で読んだりもしました。かなりマイナーな小説が取り上げられたりするのですが、記憶にある限り、翻訳が手には入らなかった作品はなかったと思います。(岩波文庫にはずいぶんお世話になりました。)

日本は翻訳大国といわれたりもしますが、日本の文学が外国語に翻訳されないのはなぜでしょうか。
あまり関心がないから? いえ、やはり世界の経済大国。いろんなことで話題に上る日本の文化に興味を持つ人は決して少なくありません。もちろん、YouTubeなど、ネットで入手出来る情報が増えたとはいえ、やはり本は一番手軽に文化に触れられる手段です。だから、あれば本を読みたいという人はかなりいるはずです。

日本の文学が外国語に翻訳されない最大の理由は、おそらく翻訳者が少ないということです。日本語学習者が全世界で約300百万人いるといわれていますが、外務省の子供向けのサイトには、日本語学習者の多い国ということで、こんなデータが載っていました。

日本語学習者の多い国・地域
(単位:人 出典:国際交流基金 2003年海外日本語教育機関調査結果概要)

1 韓国:89万4,131
2 中国:38万7,924
3 オーストラリア:38万1,954
4 アメリカ:14万0,200
5 台湾:12万8,641
6 インドネシア:8万5,221
7 タイ:5万4,884
8 ニュージーランド:2万8,317
9 カナダ:2万0,457
10 ブラジル:1万9,744
http://www.mofa.go.jp/Mofaj/world/ranking/nihongo.html

一番多い韓国でも90万人いません。オーストラリア、アメリカ、ニュージーランド、カナダの4カ国を足しても60万人にはとどきません。

ちなみに、日本英語検定協会(英検)によると、英検の年間受験者数は300万人を超えるそうです。
当然英語を勉強している中学校、高校の生徒数は合わせて、約750万人。専門学校、短期大学、大学でも英語が必須のところが多いので、この人数は約380万人。
合計で1,130万人になります。これに社会人を合わせるといったい何人になるでしょうか。
とにかく英語学習者の数が人口に比べても、かなりの割合を占めることがわかると思います。

これだけ裾野が広い中ですから、優秀な翻訳者が多く出てきても不思議はないかと思います。それに比較すると、全世界で見てもようやく300万人の日本語学習者の中で、日本文学の翻訳をやろうという人がいかに少ないことでしょうか。

こうやって見てみると、日本人は英語ができないと言われますが、英語ができる人の数は、決して少なくないと思います。ただ、分母が大きいので少なく見えるだけなのかもしれません。


もし、あなたが翻訳者に、特に出版翻訳の仕事をしたいと思うのであれば、もう飽和状態の英語翻訳ではなく、日本語を英語に訳する翻訳家になるというのはどうでしょうか。英語が不安だという方は、チェックしてくれるネイティブと組んで共同で翻訳をするという手もあります。

どなたか、興味のあるネイティブスピーカーの方! 一緒に翻訳やってみませんか?  


Posted by 英会話ナチュラ・リングア横浜 at 03:59英語学習

2010年01月31日

TOEICのスコアを上げる最もシンプルな方法とは!

まずは、今のあなたのTOEICの予想点数を試験を受けずに測る方法から。

洋書がおいてある大きな書店に行って、Penguin Readers シリーズ、または Oxford Book Worms シリーズのコーナーに行ってください。それぞれのシリーズとTOEICの点数の目安を示してくれているケースが多いので、すぐに判定ができます。

では、低いレベルからどれか本を手にとって読んでみてください。なお、読むときは日本語に置き換えずに、英語そのままで理解できるレベルを見つけてください。だいたい9割程度は理解できるという本があなたの今のレベルです。さて、これが TOEICとどう関係するのか。

TOEICは、「英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテスト」であると公式ページに謳われています。コミュニケーション能力というと、言葉から受ける一般的なイメージは、「話せる」ですが、テストの構成はリスニングとリーディングの2つのセクションのみで、スピーキングやライティングは TOEIC SW (Speaking and Writing)という別のテストがあります。また上級者向けに LPIという1対1のインタビュー形式のテストもあります。

コミュニケーション能力をリスニングとリーディングの2つで測ることができるのかという疑問がわいてきますが、それに対して公式ページでは、次のように説明しています。

「TOEICテストの開発にあたったETSでは、TOEICテスト実施にあたって予めListeningとSpeaking、ReadingとWritingとの相関関係について検証し、それぞれが非常に高い相関関係を示すことから、ListeningとReadingのみの試験からSpeakingとWriting能力を含めた英語能力が測定できることを統計的に証明しています。そのため、TOEICテストはListeningとReadingのみで構成されています。」

つまり、リスニングとリーディングが出来る人は、スピーキングとライティングも出来るだろうという前提に立ってテストが組み立てられているということです。

単純に言うと、Penguin Readerの最高レベルが理解できれば、TOEICの問題を解くことはさほど難しくないはずです。つまり、単語、文法などと細切れにするよりは、まとまって文章を、しかも早く読む訓練をすれば、TOEICのスピードについていくのはさほど難しくないはずです。

TOEICの点数を上げたいという方は、ぜひ英文を読む練習、しかもできるだけ早く読む練習をしましょう。
どうやって早く読むか、それについては次回に続く...  


Posted by 英会話ナチュラ・リングア横浜 at 04:53英語学習

2010年01月21日

英語はお酒と相性がいい?

20日の夜は、高校の同期生がオーナー店主をやっている、渋谷のバー、Li-Po に行きました。ここは、東京に出てきている高校の同期が時々集まります。でも、今日は誰も来ないだろうから、一人でゆっくり飲もうと(といってもほとんどまったく飲めませんが...)思っていたら、9時過ぎに、いきなりグラフィックデザイナーをやっている同期が奥様と、同じくグラフィックデザイナーの人を連れて、お店に入ってきました。

いつものように、楽しくおしゃべりをしながら、私が飲んでいたのはシャンディガフ(というよりジンジャーエールのビール割りですが...)。それが空になって、次は何にしようかと考えていると、友人がすかさず、「ジャック・ダニエルをソーダ割りにしてみたら?」お酒初心者の私は、それを真に受けて注文しようとしたら、店主に止められ、結局、もうすこし初心者むけのものを頼みました。

さて、ジャック・ダニエルといえば、アメリカ・テネシー州生まれの、アメリカ連邦アルコール法の分類では Bourbon。でも、あえてテネシーウイスキーと呼ばれているお酒... などという解説は必要ないですよね。

さて、お酒の話題を書いているのは、理由が2つ。

(1)お酒の生い立ちを調べていくと、けっこう言葉の勉強になります。
今回、あらためてジャック・ダニエルの公式ウェッブをみてみましたが、これが結構面白いです。Jack Danielがどのようにして出来たかという説明ではなく、短いエピソードが集まった感じになっています。だから気軽に読むことができます。たとえば、ジャック・ダニエルの誕生日は一応9月ということになっているけど、実際は町の大火事で記録が焼けてしまって、実際いつが本当の誕生日なのか分からない...。ジャック・ダニエルと音楽、など、面白そうなコラムがいくつもあって、それこそグラスを片手にゆったりと楽しめます。お酒好きの人は、きっと興味があるかと思います。他のお酒の名前の由来なども調べてみると英語の勉強になるかもしれません。あ、ワインはきっとフランス語ですが...

(2)アルコールが入ると、リラックスして言葉が話しやすくなる?
実際のところはどうか分かりませんが、私の友人でも、普段は英語がとっても苦手といっていますが、お酒が入るとなぜか英語を話し出します。それがけっこうスラスラと出てきます。日本人が英語が話せない野は、完璧に話そうとして緊張してしまって言葉が出てこなくなるということも言われています。お酒を飲むと、そんな堅さがとれて、適度にリラックスできるのか、ほとんどしらふの私には、とっても面白いのですが、大胆になる方が多いようです。お酒を飲むと、英語もできるようになるのかも。
まあ、何ごともほどほどが大切ですから、無理をしない程度に... それと男性の方、たまたまいた外国人の女性に話しかけてみるのはいいかもしれませんが、日本人とは距離感が微妙に違いますからお気を付けて...  


Posted by 英会話ナチュラ・リングア横浜 at 10:39英語学習

2010年01月15日

twitterで英語をやろう!

毎年、新年になると今年やってみたいこと、または今年の目標といったアンケートが行われたり、特集が組まれたりします。毎年、おそらくトップ3に入るのが、英語。今年こそ英語をやるぞ〜! そう決心してから... 余計なことですが2週間が過ぎました。英語の勉強、続いてますか?

いざ英語を学ぼうというと、今は選択肢が無数にあります。気軽なところとしては、NHKテレビやラジオの英語講座でしょうか。私は家にテレビがないので、最近はまったく見ていませんが、書店でテキスト見ると、けっこう面白いですよね。最近はネットでも英語に気軽に触れられるサイトがあるので、それをとりあえず読んでみるという人もいるでしょう。もちろん、YouTubeでもいろんな英語のビデオを見ることができます。または、書店に行ってよさそうなテキストをとりあえず何冊か買ってくる。iPodに英語のリスニング教材を入れて聴いているという人も多いですよね。そういえば、私の友人に、よさそうと思って買ってきた英語のテキストが使われずに山のようになっているという人がいました!もちろん、英語の学校に通うという人、資格試験に挑戦する人もいます。中には、英語を母国語とする彼氏や彼女を作ると言う人もいたりしますが。

でも、せっかく毎日やろうって決心して始めたのに、気がつけば一日休み、二日やすみ、次の日は再開して、その後三日休み... そうしているうちに、ああ、今年もやっぱりだめか〜。

英語の学習は、やはり毎日少しずつでも継続してやるのがいいのですが、多くの教材やプログラムは少なくとも30分か一時間程度の時間が必要ですし、ある程度の手間暇がかかります。英語をやろうと思うけど、結局面倒で続かないという人にオススメのものがあります。
それが、今大流行している Twitterです。

Twitterという言葉は知っているが、何かよくわからないという人のために説明すると、登録をしたユーザーが「つぶやき(ツイート」と呼ばれる、 140文字の文章を投稿ができ、投稿するとそれが全世界に公開されます。そうした世界中の人のつぶやきで、興味のあるものをただ読むだけでもいいし、または誰かのつぶやきに気軽に返信したり、リツイート(RT)といって、自分のつぶやきの中に引用したりもできます。そうすることで、とっても気軽でゆるやかなつながりが出来てくる、そんなサービスです。

ブログにも読者がいますし、たとえば mixiにはマイミクというバーチャルな友人関係をつくることができますが、同じことが Twitterでもできて、気に入ったつぶやきをしている人を「フォロー」といって、自分のお気に入りの公開つぶやきリストに加えることができます。フォローには、mixiと違って、特に相手の承認を必要としないので、気に入ったつぶやきの人を見つけたら、気軽にコツコツフォローしていくと、あっという間に数百人を超えてきます。そうやって人をフォローしていると、少しずつ相手からもフォローされるようになって、自分をフォローしてくれる人が少しずつ増えていく。そんなゆるいつながりをどんどん作っていけるのが本当に楽しくて、私もずいぶん楽しんでいます。もちろん、ネットの世界にはいろんな人がいますから、中には悪意をもった人がいたりしますので、そんな人をうっかりフォローしてしまっても、嫌だと思ったら気軽にアンフォローといって、フォローを外すこともできますし、「ブロック」といって、特定の相手のフォローを拒否することもできます。

さて、Twitterの解説が長くなってしまいましたが、人のつぶやきを読んで何が面白いのかという方もいるかもしれません。つぶやきには、いろいろあって、「これから昼ご飯食べます」といったつぶやきもたくさんありますが、テーマをしぼってつぶやいている人も多く、いろんな面白い情報に触れることができます。また、有名人もかなり Twitterでつぶやくようになってきていて、彼らのつぶやきも普通に読むことができます。もちろん、直接彼らに返信もできます。めったにないことかも知れませんが、あなたの返信が面白いと思ったら、もしかしたら有名人から返信をもらったりすることもないとは限りません。(実際に私も返信もらいました。)

ここまで、書いたら、勘のいい人はなるほどと思うかもしれませんね。そう、Twitterを英語学習に活用してみてはどうかというのが、私からの提案です。(タイトルにあるので、ばればれですが...)

そういうと、いきなり英語でつぶやきをしようという人がいるかと思います。実際グーグルで、「Twitter」「英語学習」などと入力して検索すると、「英語でつぶやくためには」、などといったサイトがいくつか出てきます。もちろんある程度は気軽に英語で書けるという人はぜひ挑戦してみてください。もしかしたら、外国のセレブから返信もらえるかもしれませんよ!

実は、私がオススメしたいのは、もっと気楽な方法です。Twitter初心者の基本は、いろいろな解説本にあるように、まずは人のつぶやきを読むこと。だから、まずは英語で書かれたつぶやきを読むことから始めてみてください。

Public Timeline(公開タイムライン)という、世界中の公開つぶやきがリアルタイムに見られるサイトを見ると、いろんな言葉で書かれたつぶやきが読めます。英語だけじゃなく、他の言葉のつぶやきもあります。そんな中から気に入ったつぶやきを見つけてフォローしてももちろんいいのですが、ふつうの人のつぶやきは省略が多かったり、twitter 特有の言葉使いがあったりで、慣れるまでけっこう分かりにくいですし、文章になっていない場合もけっこうあります。実は日本語は漢字を使えるので、情報量が英語などと比べると多くできるという利点があります。それに比べると、英語の場合は日本語よりもつぶやける内容量が限られてしまうので、どうしても文章が省略されてしまうということが起きてしまいます。でも、そんなふうに情報量が限定されていることが、英語学習にはぴったりだと私は思います。

では、どんな人のつぶやきを読むのがいいのかというと、有名なメディアや企業、有名ブランドなどが、公式のTwitterアカウントをとってつぶやき始めています。まずは、そうした中で、英語でつぶやいているものをフォローしてみてください。Twitterでは、ふつうにキーワードなどで検索もできるので、思いつくメディアや企業やブランド名を入れて検索してみましょう。あるいは、公式ウェッブサイトにいくと、twitterのアカウントがあると、twitterマーク(鳩のマークです)が表示されているので、そこをクリックすると、フォローできるようになっています。もちろん、twitterの登録がまだなら、まずはあなたが登録をすませておいてくださいね。

私がフォローしているメディアなどをいくつか挙げてみると

CNN
(いわずとしれた CNNの公式 つぶやき)

hollywoodtv
(ハリウッドセレブの主にゴシップネタが読めます)

http://twitter.com/iTunesMusic">iTunes Music

TIME
(雑誌 TIMEのつぶやき)

MTV

sesamistreet
(セサミストリートのつぶやき)

women's wear daily
(女性のファッション関係のつぶやき)


他にも、映画のピクサーや、ディズニーもアカウントがあります。(ディズニーはちょっと広告ばかりで私にはいまひとつでしたが...)

Twitterのよいところは、別に英語のつぶやきに限ったことではなく、日本語でもそうですが、フォローしている人のつぶやきを全て読む必要がないということ。さっと眺めるだけでもいいですし、最初に目に付いたものを読むのもよし、検索をかけてヒットしたものを読んでもよし。慣れてきたら、お気に入りの人だけを別にリストに登録したりもできます。

英語のつぶやきは大体がワンセンテンス。企業やメディアの公式 twitterは、文章のプロがつぶやいていることもあり、つぶやきが短くても洗練されていて、とってもわかりやすく、短く的確に表現する勉強にもなります。短いからそれほど難しい表現はつかっていないということも、英語学習には最適です。もちろん、わからない単語が出てくるとは思いますが、せいぜいワンセンテンスにひとつくらいですから、気軽に辞書で引いていけますよね。最近はオンラインの辞書がありますから、それを利用すると便利です。

短い文章でも、ちょっとした空き時間や通勤電車の中などで、気に入ったつぶやきを読んでいると、実際にはけっこうな量の英文に触れることができます。もちろん、他のつぶやきのように、返信したり、引用したりできますから、もしかしたら、返信返しがあるかも知れません。慣れてきたら、気になる俳優やミュージシャンを検索して、フォローしていくなんていうふうに世界を広げていけます。その頃には twitterにも慣れて、ちょっとした返信をセレブに出来るようになっているかも知れませんね。

ぜひ、twitterで英語。気軽に試してみてください。

ちなみに、英会話ナチュラ・リングア横浜もアカウントがあります。@naturalinguaです。


もちろん、英語をしっかり学びたいという人は、英会話ナチュラ・リングア横浜のプログラムが一番のオススメですが...
気になる方は公式ページをご覧ください。(とちゃっかり宣伝してますが...)  


Posted by 英会話ナチュラ・リングア横浜 at 00:23英語学習

2010年01月14日

英語学習にモチベーションは必要か?

英語を勉強したい! という人からよく聞く言葉が
「モチベーションがなかなか...」

英会話学校などでもよく
「モチベーションが大事です」

さて、このモチベーションという言葉、ふつうに使われていますが、あらためて考えると、どのような意味があるのでしょうか。

まずは、日本語でどういう意味をもっているかを大辞林でみてみると

(1) 動機付け
(2)動機や意欲を与えること。刺激。熱意。

英会話学校ではおそらく、モチベーションを「動機付け」という意味で使っているのでしょう。たぶん少しは「熱意」という意味もあるかもしれません。また、自分のことを言う場合は、たぶん「熱意」という意味合いが強くて、それに「動機付け」が加わるという感じでしょうか。

動機ということばをさらに引くと

(1)人が行動を起こしたり、決意したりする時の直接の(心理的な)原因・きっかけまたは目的。
「犯行の―」
「執筆の―」
「―が不純だ」
(2)〔英 motive; (ドイツ) Motiv〕(ア)〔心〕 人の行動を決定する意識的・無意識的原因。動因。
(イ)〔倫〕 行動を規定する根拠となる目的意識を伴った欲望や衝動。
(ウ)〔法〕 犯罪および意思表示・法律行為を行う際の内的原因。原因。
(3)モチーフ(2)に同じ。

さて、英語の意味はどうでしょうか。motivation の元になっている、motive を dictionary.com で 引いてみましょう。

1. something that causes a person to act in a certain way, do a certain thing, etc.; incentive.
2. the goal or object of a person's actions: Her motive was revenge.
3. (in art, literature, and music) a motif.

日本語と英語の意味をくらべると、意味はほとんど同じなのですが、一つだけ、英語の goal という意味が、日本語では少しずれているような気がします。それは、goal を日本語では「目的」としていますが、英語の場合に、「目的」と併せて「目標」という意味があることです。「目的」は人に何かを行動させるための原因やきっかけといった意味ですが、「目標」となると、目指すもの、向かおうとしている方向、達成しようとしていることとなります。

実は、日本語でモチベーションという言葉を聞くときに感じるのは、まるで営業の成績達成のためのインセンティブのようなイメージです。とってもきついことだけど、なんとか自分を駆り立てて、それを一生懸命、必死になって頑張って達成するもの。そしてそれを達成できたら、インセンティブがもらえる。そんな、ちょっと苦行のような感じを受けます。こういう学習の姿勢はやはりきついのではないかなと思います。

日本人は、相変わらず英語に苦手意識をもっていて、ほとんどそれがトラウマのようになっている。その原因はいろいろありますが、私が思うに、英語学習への「モチベーション」という言葉の解釈にも問題が、というか、日本人らしさが出ているのではないかと思います。

モチベーションをもし、「目標」ということばでとらえると、それは、自分が納得してかかげるものであって、たとえそこまで到達できなくても、また挑戦すればいい。そんなリラックスした感じがするのではないかと思います。

モチベーションがもし、与えられる、または無理をして自分に課すような動機付けなら、そろそろそんな無理強いとはおさらばして、もう一つの意味、「目標」というニュアンスでとらえてみてはどうでしょう。

スローイングリッシュの中心にある基本コンセプトは、まさにそれを提唱しています。

基本コンセプト:人は、外国語を学ぶことに喜びを感じる力をもっている
(1)なぜその方法で学ぶのか、正しい知識と理解をもつ
(2)自分に合った、心地よく感じる学習方法と教材を用いる
(3)あせらず、ゆっくり、しかも確実に英語を身につける

気張らずに、リラックス、リラックス!  


Posted by 英会話ナチュラ・リングア横浜 at 02:09英語学習